坂本真綾さんのLIVE TOUR 2011“You can’t catch me” 3/30(水),31(木)中野サンプラザホール公演に参加しました。

2011年3月30日、坂本真綾さん30歳ラストライブは、中野サンプラザ1階席(のだいぶ後ろ)で。
2011年3月31日、坂本真綾さん31歳最初のライブは、中野サンプラザ2階席で見ました。
1階席と違って2階席は関係者(?)らしき人が多いのか、なんだかテンション低め・・・。でも最後はまぁ盛り上がっていたので良かったかと。


以下ではセットリストに沿って、覚えている真綾さんMCや、演奏を聴きながら思ったこと、その他の感想などをつらつら書きます(真綾さんのMCはうろ覚えなので、細かい表現、しゃべったタイミングはだいぶ異なると思います)。
なお、セットリストは、30日、31日ともに同じです。
01 eternal return
30日、31日ともに定刻通り開始。
開始前に真綾さんから簡潔なコメント。色んな選択肢の中から来ることを選んでくれてありがとう。ライブ開催の趣旨については、ホームページや開始前に配ったペーパーを良かったら読んでください、とのこと。
坂本真綾31歳ですっ!」言い切るも、30歳と違って31歳は微妙らしい。

そして、ツアータイトルにもなっているアルバム「You can't catch me」のオープニング曲、エターナルリターンからスタート。
30日は1階席だったのだが、このときから最後までほぼ総立ちな感じだった。
真綾さんの最初の衣装は、黒のちょいセクシーなドレス。まぁ30日も31日も舞台が遠かったので、詳細は良く分からなかったのだけれど、ステージライトに白い肌が光ってキラキラしてました(脳内補正込み)。
02 秘密
これもアルバム「You can't catch me」の2曲目。
31日は2階席だったので、バンドメンバーの動きは30日より良く見える。佐野さんのドラムはやっぱりカッコえぇ・・・。
03 キミドリ
3曲目は懐かしい曲、キミドリ。曲後にMC。
オープニングが話題になったというのは、トゥルルットゥル〜♪の部分がジョジョのドッピオっぽくて話題になったりした、ということなんだろうか?
白中探検部という、のどかなゲームのストーリーを踏まえて書いたもの。
キミドリって、優しいキミドリって何?って言われるとのこと。
所属していた児童劇団、劇団こまどりを巣立つ頃の曲だったこともあり、本当はこまどりにしたかったらしい。コマドリ、コミャドリ、キミドリ…みたいな、言葉遊び的なものが名前の由来とのこと。
キミドリの若草色の感じが意外にあってるでしょ的なコメントあり。
なお、3月31日には、コマドリの元同僚さんが見に来ていたたらしい。
04 美しい人
4曲目は、上海万博関連の「遣唐使船再現プロジェクト」テーマソングだった、美しい人。曲前のMCで、中国語の歌詞が含まれており、大学のときの中国語が役に立った、とのこと。
チャイ語」って響きが大学生っぽくて懐かしい感じがした。佐野さんのドラムと千ヶ崎さんのウッドベースがが良い味。
05 みずうみ
アルバム「You can't catch me」から。美しい人がしっとりの中にも躍動感があったのに対し、こちらは本当にしっとりした感じ。
06 アルカロイド
懐かしい曲。ステージを左右に動き体をゆする真綾さん。曲後にMC。
07 スピカ
元々セットリストに入ってた曲なのだけれど、あらためて、今、歌いたい、聞いてほしい曲、とのこと。
たしかに、今、このときに合ってる、と思った。同じ曲でも時が経ってから聴くと印象が違うもんなんだなぁ・・・。
08 手紙
アルバム「You can't catch me」から。ちょいしっとり。
09 キミノセイ
激しくギターをかきならす奥田さん&北川さん。左右から交互に照らすライティングの演出がカッコいいッス。
奥田さんは上下に、北川さんは前後に揺れるギタリスト、という印象。
歌い終わると真綾さんは掃けて衣装チェンジに。
長めのアウトロのあとは、ピアノソロ。
そして、扇谷さんのピアノ、奥田さんのギター、千ヶ崎さんのウッドベース、佐野さんのドラムで、「ねこといぬ」のインスト。ジャズ風味。良い。すごくいい。もうちょっと聞いていたかったかも。キミノセイのライティングで目がチカチカしてたので、落ち着いた照明も良かった。
10 Remedy
衣装チェンジ。遠くて良くは見えないんだけれど、茶色のドレス(胸に大きめの黒いリボン付き)を着た真綾さんが舞台中央から登場。
Remedyには、日本語で「治癒」という意味があるとのこと。なるほど。
曲後にメンバー紹介をしていた気がする(このタイミングじゃなかったかもしれないが)。
ギター・バンマスの北川さんは、この前の曲間で紹介済み。
ギターの奥田さんを紹介。ステージ上に居ないのに。曲提供してもらってる。
ベース千ヶ崎さんは、エッセイを最初に読破してくれたやさしい人。
ドラムの佐野さんは最初のステージからずっとドラムを叩いてもらっている。武道館のDVD・ブルーレイの佐野さんのドラムをツマミに、一杯飲んでみてはどうかね?という提案あり。折れたスティックを投げるところとかコピーしたい、とのこと。
ピアノの扇谷さんは、舞台エンジェルタッチで共演してた、のをお互い最近まで気付いていなかったとのこと。この後たっぷり活躍するとの予告(ムーンライトやユニバースの伴奏でしっかり活躍)。
(コーラスの戸田さんハルナさんは後のアンコールで紹介された。戸田さんはB型で、ハルナさんはO型でかつ美容院が同じらしい(パッツン的な意味で)。)
11 悲しくてやりきれない
曲前のMC。父親がよく歌っていたので、フォーククルセイダーズより、むしろ父親の歌声がオリジナル。父は何がそんなに悲しかったのだろうか?本当に悲しいときに歌えるものなのだろうか。美しいメロディがみんなに愛されている。とても切ない歌詞なんだけれども、明日が来ること自体は疑っていない。
12 ムーンライト(または“きみが眠るための音楽”)
ピアノ伴奏でしっとり聴かせる。うっかりすると眠ってしまいそうなくらい落ち着く感じ。
13 ユニバース
こちらもピアノ伴奏でしっとり聴かせる。
光の柱がカッコいい。管楽器があれば、更によかったかもなぁ・・・。
真綾さんの歌に込められた、何かを祈る気持ちに共感するのかもしれないなぁとか思ったり。
曲後のMC。最近、節電で部屋が暗い。アイドリングストップという名のファンクラブを持つ以上、これしきで挫ける訳にはいかないのだけれど・・・。節電してみると意外と大丈夫。普段からちゃんと節電しとけばよかった、でんこちゃんゴメン。
長々と入っていたお風呂の時間を短くしている。シャワー時間のタイムを計るようになった。段々タイムが上がってきてます(キリッ。
夜、暗い中に「窓灯り」を見るとホッとする。あたたかい。
高級だしで味噌汁作った。いつもより湯気が多め。さすが良い出汁は違う、と思ったが、湯気は部屋が寒いからだった。自分で笑ってしまった。こんなことでも、楽しいことを作り出していくことが、必要なのでは。
14 風待ちジェット
曲前にMC。しっかりと受け止めてほしいとのこと。(→手をヒラヒラさせる的な意味ですね、と理解)。
「手を手を〜」に合わせて両手をヒラヒラさせる振りを実行。楽しい。
誰かへの想い、気持ち、祈り、そうした何かを確かに受けとったので、明日以降、周りの誰かに渡していくとしようか。
15 Private Sky
ここからしばしノリノリ。ギターの北川さん、奥田さんと(セクシーに?)絡みつつ熱唱。
16 Get No Satisfaction!
ノリノリその2。真綾さんのギタープレイはなかったが、ライブでこの曲が来ると本当にテンション上がる。楽しい。
17 マジックナンバー
ノリノリその3。ワンツースリーのタイミングで右手を振り上げる。体が動くんだから仕方がない。
18 光あれ
30日は、「手を振ってくれないか〜」で手を振ってる人が結構いたのだが、31日は、あまり見当たらず。1階2階の違いなのか、なんなのか謎。
19 トピア
曲前にMC。(アンコール前の)最後の曲です。東京タワー、という特定の場所が出てくる曲。私の曲では珍しい。私にとっての東京は、故郷。オレンジの灯りを見ると帰ってきたなぉ、って思う。東京も今元気をなくしている。東京は何かを作って発信する街。皆さんの故郷のシンボルと置き換えてもらうと、作詞したときの想いと重なるかも。
アウトロ途中で真綾さん退出。その後、バンドメンバーも退出。
しばし、アンコールを求める拍手が鳴り続ける。
20 ボクらの歴史
アンコール1曲目。YCCMTシャツに着替えた真綾さん登場。
曲前に長めのMC。
10年前の兄の交通事故。翌日に歌う仕事があり、親は仕事に行けと言った。兄が戻ってくることを信じるのならば、帰ってくる場所があるように、日常を続けなければならないと。日常というのが、いかに特別なものなのか、ということ。
支える側が元気でなきゃいけない。自分が幸せでなかったら、他人に優しくすることはできない。
次の曲は当初、1曲だけ会場ごとに異なる楽曲をやろうということで名古屋大阪だけで演奏する予定だった曲。バンドメンバーには楽しいと好評だったけれど、ツアーを再開するに当たり、一旦は外した。でも北川さんから、今だからこそ、やろうというメールが来た。今だからこそ歌いたい曲。
仙台の高校生からのメール(明日のビタミンMでオンエアー予定)内容を紹介。こんなときだからこそ、悲しいことじゃなくて、今何をしてる何を食べてる、ということを書いてほしい、伝えてほしい。そしたら、そういう日常を取り戻してやるって頑張れる。そのメールにはその後、こんなことをしたい、こんな風になりたい、ということが書かれていた。こんな仕事をして、こんな国を旅して・・・次の歌はそんなうた。
で、ボクらの歴史スタート。
21 everywhere
生まれて1年の曲。1年間色んな事があった。

31日は、everywhere後、扇谷さんのピアノを合図に、ハッピーバースデーを会場で合唱。最後の「Happy Birthday to you〜♪」の歌いだしをバンマス北川さんが溜めに溜め過ぎて、ちょいと笑いが起こるハプニングあり。
誕生日を祝う気持ちは伝わったことでしょう。
22 ポケットを空にして
曲前にMC。いつからか、誰が決めたのかは分からないけれど、ライブの最後に必ず歌っている曲、とのこと。知っている人は、サビだけじゃなくて全部歌って。知らない人はサビで「ポー・・・ゴニョゴニョ」でもOK
30日は、名古屋、大阪はゴスペルみたいだった、凄かったと発言。そして「あれ?プレッシャー感じちゃった?w」との煽り(31日はこの煽りは無し)。
名古屋・大阪に及んだかは不明だが、会場全体で大合唱。歌声が聞こえるようにバンドの皆さんは抑え目で演奏。佐野さんと千ヶ崎さんが何やらイチャイチャ話してたようだ。


他にも、(たぶんライブ決行までに色々あったこともあり)MC中に涙ぐむ場面とか、31日入籍してライブに2人で行くというカップルからのメールの話とか、バンドメンバーのB型弄りとか、いろいろあった、が書ききれない(明日の仕事に差し支える的な意味で)。

30日は21時40分ごろ、31日は21時50分ごろ、無事にライブ終了。
30日にパンフ等を購入。31日は特になにも購入せず(混んでたので)。

4月23日・24日の東京国際フォーラムのライブも開催するという重大発表もあったので、1ヶ月後にはまたライブが楽しめそうだ(仕事でトラブルが無ければ)。
書いててグダグダになってしまった、とりあえずアップして、残りはあとで直そう・・・。